暮らしの達人 > ネット証券会社 > IPO > IPO株の選び方 | IPO株入門

IPO株入門3 IPO(新規公開株)銘柄の選び方

公開年月日 : 2016/09/30 更新年月日 : 2016/10/02

IPO株投資は、公開直後に売却することで、高い確率で値上がり益を狙えます。しかし中には公募割れをして損失を出してしまう銘柄もあります。公開時に需要よりも供給が多いと、公募割れの確率が高くなります。

このページでは公募割れを回避するために、注意しておくべき銘柄の5つのポイントを説明します。いずれのポイントも、証券会社の公式ページにログインして、各銘柄の詳細情報が掲載された「目論見書」を閲覧すれば確認できます。

こんな銘柄には注意が必要

公開株数が多すぎる銘柄

公開株数が極端に多い場合、公開前に投資家側の需要を満たしてしまい、そのため公開後に売りが先行して公募割れする恐れがあります。

VCの保有数が多い銘柄

ベンチャーキャピタル(VC)には、公開時に保有株を売却して上場後の収益を最大化する傾向があります。特に上場後の一定期間に、既存株主が株を売却できない「ロックアップ」が採用されていない場合、公開直後に売りが先行して、公募割れする恐れがあります。

業績不振で赤字を出している銘柄

ここ数年の業績が不振で、赤字を出しているような銘柄も避けたほうが良いでしょう。公開時の買い圧力が伴わずに、売りが先行する恐れがあります。

あまり人気がなく、高い株価のつかない銘柄

IPO株の公募価格は、仮条件の範囲内で希望額を募るブックビルディング方式で決まることがほとんどです。人気の銘柄は仮条件の範囲内の上限値付近で価格が決定します。しかし人気がない銘柄は仮条件の範囲内の低いところで価格が決まり、公開後も売りが先行する恐れがあります。

上場日の当日または前後で復数銘柄が上場する銘柄

上場日の当日、またはその前後に他の銘柄の上場がある場合、買い注文が分散してしまい、結果、売り注文が先行してしまう恐れがあります。証券会社のIPOのスケジュールなどを確認して、お目当ての銘柄の上場日前後を確認しておきましょう。

とはいえ、基本的に勝ちやすいIPO投資

歴代の数字が示している通り、80%〜90%以上の確率で初値は公募価格を上回ります。このページで紹介したポイントは、公募割れする確率の10%〜20%をより低くするためチェックポイントとして活用ください。

外国株 審査落ちたら 1株から始める ネオモバイル証券