追証でお金が払えない場合は低金利のキャッシングが有効!強制決済を回避したい人が知っておくべき追証対策
「追証が発生してしまった。すぐに保証金を補填しなくては!」そうは思っても、証券口座にも手元にもお金がなくてどうしようもない。そんな時に有効なのがキャッシングです。短期間であれば、例えば100万円以上借りても金利がつかないプランもあります。追証は一度発生すると、自然に解消されることは絶対にありません。証券会社からの連絡を無視したり放置すると、財産差し押さえや、債権回収会社からの執拗な取り立てを受けることにもなります。本記事では、追証対策に有効なキャッシングやその理由、また今後、追証を回避するために最低限必要な対策などを紹介します。
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追証対策に有効なキャッシング
追証が一度でも発生してしまうと、その後に相場がどう動こうと追証が解消されることは決してありません。間違っても「何とかなるだろう」と放置するのだけは避けましょう。次の章で説明するように、最終的には財産差し押さえや、債権回収会社から厳しく取り立てされる恐れもあります。
保証金は有価証券でも補填できますが、評価額が不安定で現金より多少目減りした値段で評価されるのであまりおすすめできません。できれば現金で補填するのが望ましいです。そんなときに頼りになるのが、キャッシングです。短期間であれば無金利で、すぐにお金を用意できるからです。誰かに頼ることもなく、誰かに知られることもありません。この章では、追証対策に有効なキャッシングを紹介します。
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借り入れる予定の金額が、1ヶ月程度で返済できる予定であれば、30日間利息が0円のプロミスでの契約がおすすめ。
100万円借りても30日以内に一括返済すれば利息はかかりません。追証でまとまった金額をすぐにでも欲しい人にとっては有効です。
無利息期間が終了すると、通常時の金利が適用されます。プロミスの金利は4.5%〜18.0%の範囲で決まりますが、プロミスに限らずどの消費者金融も基本的には初回契約時には上限いっぱいの金利が適用されるため、18%の金利がかかります。プロミスで即日融資を受けるには、21時(日曜日は18時)までに公式サイトから申し込み、契約手続きが完了させましょう。
契約が完了すると、指定する銀行口座に振り込まれる形でキャッシングできます。公式サイトによると申し込みから融資を受けるまでは最短60分全てWEB上で完結するので、いちいち店舗に出向いたり、お金を引き出しに行く必要なく追証を解消できます。
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J.Score(ジェイスコア)は2016年に、ソフトバンクとみずほ銀行の共同出資により誕生した振興消費者金融です。なんと上限金利が12%で、他の消費者金融はもちろん銀行キャッングのそれと比べても低く、人気を集めています。
J.Scoreが圧倒的な低金利を実現できた理由は、実店舗を持たない無店舗経営、AIによる融資の審査などで、事業コストを圧縮できた点にある、と言われています。ネット銀行が実店舗型の銀行よりも高い預金金利を提供しているのと同じ理屈です。公式サイトから申し込み、平日の14:45までに契約が完了すれば、即日融資も受けられます。
また、融資額は1万円以上で1,000円単位だったり、契約限度額も1,000万円あったりと、融通が効きます。一方でデメリットとしては他社のような無利息期間がないことが挙げられます。とはいえ金利が低いので、一括で返済するのではなく、分割して年単位でコツコツと返済していく計画ならば、結果的にJ.Scoreの方が利息を節約できる可能性があります。
追証を支払えない場合に、無視したり踏み倒そうとすると…?
追証は借金と同様に必ず返済しなければいけない義務があります。とは言え、いきなり催促の電話がかかってくるわけではありません。追証が発生したにも関わらず、翌営業日もしくは翌々営業日までに証拠金の充当が認められない場合は、以下の順番で手続きが進みます。
1.信用取引の制限
所定の期日(一般的に追証発生の翌営業日)までに追証が解消されない場合、新規注文を含めた信用取引に制限がかかります。証券口座からの出金、信用建玉の新規注文、現物株の買付などが該当します。一般的には、追証発生の翌営業日を期日とする証券会社が多いようです。
2.保有建玉の強制決済
所定の期日(一般的に追証発生の翌々営業日)までに追証が解消されない場合は、その翌営業日に保有している全ての建玉が反対売買、つまり強制決済されます。すでに決済注文を出していた場合も、証券会社側の指示が優先され、強制的に決済されます。 楽天証券などの一部証券会社では、これらオペレーションに対して、オペレーター取次による取引とみなして、数千円の手数料が請求されます。
3.預かり金の清算
上記で、保有建玉の強制決済したにも関わらず保証金に不足分がある場合は、証券口座の預かり金やMRF(マネーリザーブファンド)が清算されます。投資家の保有する現金は、投資家の意思に関係なく、保証金の不足分に補填されます。
4.代用有価証券の強制決済
それでも保証金に不足分がある場合は、預け入れている現物株式や国債、投資信託などの代用有価証券が強制的に決済されます。代用有価証券を売却することで、証券会社は不足分の現金をさらに回収します。
5.法的処置の発生
ここまで説明した方法でも追加保証金が不足する場合は、新たに証券口座に入金する必要があります。お金が無い場合は、証券会社から保証金の不足分を債務とした上で返済を求められます。
債務を放置しておくと、財産や銀行口座の差し押さえなど証券会社から法的処置をとられることがあるので、絶対に避けましょう。不足分が払えない場合は、まずは分納の相談などを証券会社にしてみるのがよいでしょう。
相談に応じてもらえない場合や、何らか問題が発生した場合は、証券・金融商品あっせん相談センター」に相談し、中立的な第三者に介入してもらうのも有効です。
それでも放置を続ける場合は、証券会社からの電話での督促が始まり、場合によっては弁護士を通じて督促請求を受けることもあります。債権回収会社に譲渡されて、厳しく取り立てられる恐れもあります。借金返済から逃れることができないように、追証の返済からも逃げることはできません。
追証対策にキャッシングが有効な理由
追証には4つの支払手段がある
証券総合口座の預かり金を振替入金する
総合証券口座に預かり金がある場合、保証金に振替して不足分を充当することができます。証券会社によっては、追証解消のために自動的に預かり金を保証金に振替する場合があります。証券口座内に預かり金が十分ある場合は、最も早く追証を解消できる方法です。
代用有価証券の差入
現物株式、株式投資信託、公社債投資信託、国債、地方債、社債などの有価証券を、保証金代わりの担保として差し入れることで追証を解消できます。ただし、担保の対象となる有価証券の種類は証券会社によって違うので注意しましょう。
また、代用有価証券は厳禁と違って値動きがあるため、多少目減りした評価で計算されるデメリットがあります。また証券会社によって、代用有価証券と認められている金融商品の種類も違うので注意しましょう。詳しくは、下記の「追証支払は、現金>>>>>>有価証券」で解説します。
現金を入金する
保証金の不足分として現金を差し入れる方法です。証券口座内に預り金や代用有価証券がない場合、指定の期日までに追加保証金以上の現金を入金すれば追証を解消することができます。
建玉から返済する
信用取引の建玉の一部または全部を決済して、追加保証金に充てることができます。ただし、決済した建玉を全て充当できるわけではありません。証券会社によって違いますが、ネット証券の大手は20%に設定している場合が多いです。
追証支払は、現金>>>>>>有価証券
委託保証金は、現金だけでなく上場株式や国債などの有価証券も担保になります。しかし、それら有価証券が値下がりすると、保証金としての評価も目減りします。
さらに、株価10万円の有価証券が単純に10万円の保証金と同等に評価されるわけではありません。証券会社は、有価証券の種類ごとに代用科目を設定しており、例えば上場株式は株価の80%、政府保証債は額面の85%、割引国債は額面の70%のように、委託保証金として評価されます。これら代用掛目は、将来さらに低く変更もしくは除外されるリスクすらあります。
有価証券は現金と比較して評価が不安定かつ目減りします。このため、委託保証金はできるだけ評価額の増減のない安定した現金を差し入れるのがよいでしょう。
追証を回避するための4つの心構え
保証金の限度額ぎりぎりの取引はしない
追証にならないためには、建玉に余裕のある取引をする必要があります。信用取引は委託保証金の約3倍までレバレッジをかけて取引できますが、これはあくまで「上限」という点を強く認識しておきましょう。
保証金の限度枠ギリギリで取引した場合、ちょっとした値下がりですぐに補償金維持率を下回り、追証が発生します。
上限より低い倍率で取引する、保証金を多めに差し入れる、この2点で追証が発生するリスクはぐっと下がります。その上で、定期的に管理画面にログインし、保証金維持率や評価損益などが適切な範囲かをチェックする習慣があるとよいでしょう。
保証金はなるべく現金を選択する
代用有価証券は厳禁と違って値動きがあるため、多少目減りした評価で計算されるデメリットがある点は、すでに述べたとおりです。
有価証券は現金と比較して評価が不安定かつ目減りします。このため、委託保証金はできるだけ評価額の増減のない安定した現金を差し入れるのがよいでしょう。
損切りは直ぐに実行する
追証を回避するためには、損切りの徹底が大切です。信用取引はレバレッジをかけられる分、株価変動による利益と損益も大きくなります。損切りの遅れは、想定以上の損失につながるリスクがあります。
大きな損失を出さないために、委託保証金維持率を下回る株価がいくらかを逆算した上で、値下がり・値上がりの許容範囲を決めて取引するスタンスは必須といってよいでしょう。特に、建玉の評価損が大きいほど、冷静な判断も難しくなるので、一度建てたポジションにこだわりすぎないことも重要です。
逆指値注文を活用する
指値注文は、「指定した金額まで上がったら売却」「指定した金額まで下がったら買付」するための注文方法です。安値で購入して高値で売却するため有効です。
逆指値はその逆で「指定した金額まで上がったら買付」「指定した金額まで下がったら売却」する注文方法です。信用買いした銘柄の株価が、例えば1,000円まで下落した場合に損失が発生する場合、1,100円で逆指値の売り注文を出しておけば、追証を回避できます。
逆に、信用売りした銘柄の株価が、1,000円以上になった場合に損失が発生する場合、900円で逆指値の買い注文を出しておけば、追証を回避できます。逆指値注文を活用すれば、相場に張り付いて監視することなく、リスクをコントロールできます。
追証発生を見逃さないために
定期的にログインして委託保証金率を確認しよう
預けた保証金の約3.3倍までレバレッジをかけて取引できる信用取引は、現物取引や投資信託と比べての、損益の振れ幅は大きくなる傾向があります。
株価の動向に十分に注意するためにも、定期的に証券口座の管理画面にログインして、信用余力や保証金率を確認するようにしましょう。
メールアラートを登録しておこう
追証が発生した場合も、基本的には証券会社から直接連絡が来ることはありません。追証の発生に気づかず、いつの間にか取引停止になっていた、という事態を避けるためにも、Eメール通知サービスを登録しておくと便利でしょう。
信用取引口座を開設した時点で、自動的に追証のアラートメールの送信サービスが登録される証券会社もあれば、開設後に手動で登録が必要な証券会社もあります。詳しくは、それぞれの証券会社のHPでかくにんするとよいでしょう。