今すぐ国債を買いたい人へ!国債の選び方から購入方法まで徹底解説!国債をお得に購入するには証券会社のキャンペーンを活用しよう
安全性が高く、定期預金よりも金利が高く、1万円の少額から投資ができる国債は、投資先の1つとして人気です。この記事では、国債を購入してみたい人に向けて、国債の基本的なことはもちろん、証券会社の選び方、口座開設の方法から購入まで、その手順を丁寧に解説します。
国債には取引手数料がかからないため、金融機関を選ぶならキャンペーンの有無、その他の金融商品のライナップを参考にすると良いでしょう。
目次
国債の種類を知ろう
国債は大きく分けて2種類あります。「個人向け国債」と「新窓販国債」です。
個人向け国債
個人向け国債は、個人の投資家のみが購入できます。最低1万円から1万円単位で購入できるので、少額の投資から始めたい人にもおすすめです。また、個人向け国債は発行後1年経てば、途中解約もできます。急な出費があってどうしても資金が必要な場合にも対応できます。
個人向け国債には、満期が10年で金利が変動する国債、満期が5年で金利が固定の国債、満期が3年で金利が固定の3種類があります。それぞれの金利は、国債などの利子計算に使用される金利を基準に算出されますが、個人向け国債の場合、下限が0.05%に定められており、それを下回ることはありません。利払いは年に2回あります。
個人向け国債は、銀行や証券会社で購入できます。暮らしの達人で紹介している証券会社で言うと、SBI証券・SMBC日興証券・マネックス証券・ライブスター証券・楽天証券にて取り扱いがあります。
新窓販国債
新窓販国債は、証券会社や銀行などの金融機関が所有する国債を、独自の値段で販売されている国債です。以前は、郵便局のみで販売されていましたが、平成19年9月以降は民間の金融機関でも販売されるようになりました。(平成31年4月10日現在、募集はありません)
最低購入価格は5万円からで、個人向け国債と比較しても初期投資額は少し高いです。購入対象者に制限はなく、個人でも法人でも購入できます。途中解約はいつでもできますが、元本割れのリスクがある点を理解しておきましょう。利払いは年に2回あります。
新窓販国債には、満期が10年、5年、2年の国債があります。金利はどれも固定です。市場の金利変動に振り回されたくない人にはおすすめです。
新窓販国債も、銀行や証券会社で購入できます。暮らしの達人で紹介している証券会社で言うと、SBI証券・ライブスター証券・楽天証券にて取り扱いがあります。
個人向け国債 | 新窓販国債 | |||||
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商品 | 変動10 | 固定5 | 固定3 | 国債10 | 国債5 | 国債2 |
満期 | 10年 | 5年 | 3年 | 10年 | 5年 | 2年 |
発行頻度 | 毎月 | 毎月 | ||||
購入単位 | 最低1万円から1万円単位 | 最低5万円から5万円単位 | ||||
購入限度額 | 上限なし | 一申込みあたりの上限は3億円 | ||||
販売価格 | 額面金額100円につき100円 | 入札結果に応じて、発行毎に財務省で決定 | ||||
購入対象者 | 個人に限定 | 制限なし(法人やマンションの管理組合なども購入可能) | ||||
金利タイプ | 変動金利 | 固定金利 | 固定金利 | |||
利設定方法 | 基準金利 × 0.66 | 基準金利 – 0.05% | 基準金利 – 0.03% | 直近の入札により発行した国債と同じ | ||
金利の下限 | 0.05% | なし | ||||
中途換金 | 発行後1年経過すればいつでも国の買取による中途換金が可能。 | 市場でいつでも売却が可能。ただし、その時々の市場価格となるため、売却損、売却益が発生。 | ||||
償還金額 | 額面金額100円につき100円(中途換金時も同じ) | 額面金額100円につき100円 |
証券口座を開設して、国債を購入してみよう
まずは証券総合口座開設から
まずは証券会社の公式ホームページにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックするところから始めましょう。ここから申込手続きが始まります。
申込には、マイナンバーや免許証、保険証などの本人確認書類が必要なので、予め準備しておきましょう。
必要情報の登録
その次に、連絡先や住所、職業、勤め先の情報を記入します。勤め先情報では、会社名や所属部署・役職まで登録する必要があります。本人が上場会社またはその子会社に務めている場合や、家族に上場会社の役員や幹部職員がいる場合は、内部登録者にチェックを入れます。これは、インサイダー取引を防ぐためです。
続けて、年収や金融資産、資産の状況、取引の動機、投資経験・期間・方針について、選択肢から情報を選んで登録していきます。その後に、特定口座やNISA口座など、開設する口座の種類を選択します。詳細は、「株式投資の税金 | 株式投資入門」で説明しています。
本人確認書類の提出
最後に、マイナンバーと免許証や保険証などの本人確認書類をスキャンして提出すれば、申し込みは完了です。PC作業に慣れている人であれば、10分もあれば終わるでしょう。その後、口座が開設されるまでは1週間程かかります。
証券会社から郵送される書類を確認
証券会社で無事に口座が開設されたら、開設手続き完了の案内が届きます。一般的には、本人限定受取郵便で送られてくるので、本人確認書類を用意しておきましょう。
案内書類には、証券会社のオンライン管理画面にログインするためのIDやパスワードが同封されています。早速確認して、アクセスしてみましょう。
証券口座に入金しよう
ネット証券は、インターネット経由で証券口座に入金するのが一般的です。証券口座によっては、即時入金できて振込手数料が無料のサービスもあります。お手持ちの銀行口座から証券口座に入金してみましょう。
債券を注文してみよう
証券会社のHPの「国債」のページにアクセスしてみましょう。まずは、購入したい国債の種類(個人向け国債・新窓販国債)を選びます。
その次に固定金利・変動金利、あるいは満期から、購入したい国債を選びます。国債を選択したら、数量・額面を決めて買付のボタンを押せば終了です。
国債を購入するならキャンペーン中のネット証券がおすすめ
では早速、国債を購入してみましょう。と言っても、政府の運営するWebサイトで購入できるわけではありません。国債は証券会社や銀行などの金融機関で購入できます。
実は、国債はどの銀行や証券会社で購入しても変わりはありません。手数料もかかりません。しかし証券会社によっては、キャンペーンが開催されていて、お得に国債を購入できることがあります。
個人向け国債は、SBI証券・SMBC日興証券・マネックス証券・ライブスター証券・楽天証券で購入できますが、実際に購入する場合は、キャンペーンが開催されているか、またキャンペーンの内容はお得かを確認するようにしましょう。
【SBI証券】キャンペーン頻度高!ネット証券で口座開設数No.1
暮らしの達人編集部のおすすめは、ずばりSBI証券で、2018年後半からおおよそ毎月キャンペーンを開催しています。これだけのキャンペーン頻度は他証券会社にはありません。個人向け国債を購入すると、購入金額によって最大25万円のキャッシュバックがあります。
50万円購入すると500円、100万円購入すると1,000円のキャッシュバックなので、これだけで金利が0.1%増えたことになります。もっともお得に国債を購入するなら、SBI証券のキャンペーンを活用することをおすすめします。
SBI証券は、国内株、外国株の取扱銘柄数、IPO実績、手数料の安さなど、ネット証券でも評判が高く、そのため口座開設数も不動のNo.1です。国債以外の金融商品にも投資してみたいと考えているなら、SBI証券を選んでまず間違い無いでしょう。
国債に関するFAQ
国債は元本割れすることはあるのか
個人向け国債は、満期時に日本政府より元本が償還されます。半年ごとの利払いも同様に、日本政府が支払うので、元本割れすることはありません。
これに対して、新窓販国債は市況によって価格が変動するので、元本割れするリスクがあります。
国債の金利が下がることはあるのか
個人向け国債は、経済環境の変化などで基準金利が下がった場合でも0.05%(年率)の最低金利保証が設けられています。新窓販国債には、金利の下限はありません。
国債の利息の支払いはどうなっているのか
個人向け国債の利払日は年に2回、原則として、毎年の発行月及び発行月の半年後の15日に支払われます。利払日が金融機関の休業日の場合は、その翌営業日に支払われます。
新窓販国債の利払日も同様に年2回、半年ごとに支払われます。利払日が金融機関の休業日の場合は、その翌営業日に支払われます。
国債は相続できるか
個人向け国債は、1万円から1万円単位で譲渡・相続できます。保有者が死亡した場合は、相続人の方の口座へ移管することもできます。
金融機関によって条件が異なる場合があるので、詳細は各金融機関に問い合わせすることをおすすめします。
国債はペイオフの対象になるか
個人向け国債は、ペイオフの対象にはなりません。元本や利子は、国が責任を持って支払います。個人向け国債の口座を開設している金融機関が破綻した場合でも、その権利は保護されます。