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定期預金の種類

作成年月日 : 2016/08/01 更新年月日 : 2016/08/01

定期預金には、さまざまな種類がありそれぞれに特徴があります。このページでは「スーパー定期」「大口定期」「期日指定定期」「積立定期」 「短期定期預金」「ネット定期」 、以上6つの定期預金を紹介します。

スーパー定期・スーパー定期300

スーパー定期とは、主にメガバンクをはじめ昔からある銀行が提供しているいわゆる「普通の定期預金」のことを指します。預入金額が300万円未満の商品を「スーパー定期」、300万円~1000万円未満の商品を「スーパー定期300」と呼びます。

何がスーパーなのか?、それは90年代前半に行われた「金利自由化」が関連します。かつて日本では法律によりすべての銀行で同率の金利を設定していました。それが1993年に規制緩和され、それぞれの銀行が自由に金利を設定できるいわゆる「金利の自由化」がはじまりました。このタイミングで自由金利の定期預金は「スーパー定期」の名のもとに世に登場しました。当時は自由金利の定期預金は「普通じゃない」「スーパーな」商品でした。その後、金利自由化の一般化にともない規制された金利の商品はなくなり「スーパー定期」だけが世に残りました。

「スーパー定期」のネーミングですが、1990年に発売された「スーパーファミコン」のように新しいものに「スーパー」をつけるのが流行したのではないでしょうか。現在はスーパーファミコンより優れた機種(NINTENDO64など)があるように、スーパー定期より高金利の商品はたくさんあります。メガバンクのスーパー定期はネット銀行の商品と比較して低金利設定なので惑わされないようにしましょう。

大口定期預金

大口定期預金とは、一般的に預入金額が1,000万円を超える定期預金を指します。預入額が大きいのでスーパー定期よりも高金利になります。基本的に預入金額に応じて金利も高く設定されます。また、1,000万円以上の預金は、ペイオフで全額補償されないのも特徴です。

期日指定定期預金

期日指定定期預金とは、預入後に満期日を指定できる定期預金のことを指します。預入から1年据え置けば満期日を自由に指定できます。一般的に最長預入期間は3年です。1年後に満期日を決める特徴から、長期運用で高い金利を狙うよりは数年後に必要とされる資金を備えておくためにも活用できそうです。

積立定期預金

積立定期預金とは、毎月一定額を普通預金から天引きして定期預金に振替するタイプの定期預金を指します。振替日を給料日に設定しておけば、自動的に貯金することができます。貯金したいと思っているけど、どうしてもうまくいかない。何度も挫折してしまった。そんな人におすすめです。 余ったお金を貯金するのではなく、最初から一定額を貯金するのが、貯金上手になるための第一歩です。

短期定期預金

短期定期預金とは、預入期間の短い定期預金のことを指します。「短期間」とする預入期間に明確な定義はありませんが、1週間~1か月程度の期間を目安にそのように呼ばれています。多くのネット銀行が1~2週間の定期預金商品を提供しているため、比較的高金利な商品が多いです。いつ使うかわからない資金を運用したい人、試しに定期預金をはじめてみたい人におすすめです。

ネット定期預金

ネット定期とは、ネット銀行(ネットバンク)が提供する定期預金のことです。「ネット定期」とネーミングされた商品はほとんどなく、ネット銀行が提供している定期預金商品の総称として使われています。預入金額に関わらず、ネット銀行の定期預金ならすべて「ネット定期」ですが、その中でも1,000万円以上の商品は「大口ネット定期」、積立式は「積立ネット定期」など、他の商品の名称と組み合わせて呼ばれることもあります。

ネット定期の特徴は、手続きの大半がインターネットで完結することと都市銀行や地方銀行と比較して金利が高く設定されていることです。ネット定期預金は普通の定期預金と比べて、手数料が安く金利が高い特徴があります。一般の銀行とは違い店舗営業をしないため、出店にかかる費用や人件費などのコストを圧縮できるのがおもな理由です。暮らしの達人では、高金利なことを理由にネット定期を中心におすすめの商品を紹介しています。

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