ドコモから楽天モバイルに乗り換えるとどれだけお得?料金シミュレーションと乗り換え方法を紹介
現在ドコモと契約している人で、本体代を除いた月々の料金が6,980円(税別)を超える人は、楽天モバイルに乗り換えることで絶対に料金が安くなります。
- 楽天モバイルのメリットまとめ
- 「スーパーホーダイ」プランなら最大月間24GB使えて6,980円(税別)
- ギガを使い果たしても1Mbpsで通信可能(ドコモの場合制限中は128Kbpsなので、楽天モバイルはその約9倍)
- 専用アプリからの電話発信なら、1回10分間の通話料金が無料
- 楽天スーパーポイントが貯まる/ポイントで支払い可能
- 楽天会員なら1年間1,500円/月の割引。楽天ダイヤモンド会員ならさらに500円/月の割引
- いつ解約しても解約金なし
- 楽天モバイルのデメリットまとめ
- 通常時の通信速度はドコモには劣る
- 楽天会員なら1年間は割引が適用されるが、2年目からは他社格安SIMより若干高額
この記事ではドコモから楽天モバイルへの乗り換えを検討している人に向けて、楽天モバイルの料金プランの紹介から、乗り換えの手続き方法まで詳しく解説していきます。
目次
現在ドコモで6,980円以上払ってる人や月24GB以下しか消費していない人は楽天モバイルへの乗り換えがおすすめ
画像引用元:楽天モバイル:スーパーホーダイ(2019年10月07日取得)
まず最初に楽天モバイルの料金プランを解説します。楽天モバイルには「組み合わせプラン」と「スーパーホーダイ」プランの2種類がありますが、圧倒的に「スーパーホーダイ」プランをおすすめします。
「スーパーホーダイ」プランは月間のデータ使用量に応じて下記の4通りに分かれています。
プラン名 | 月間データ容量 | 月額料金(税別)※ |
---|---|---|
プランS | 2GB | 2,980円(1,480円)【980円】 |
プランM | 6GB | 3,980円(2,480円)【1,980円】 |
プランL | 14GB | 5,980円(4,480円)【3,980円】 |
プランLL | 24GB | 6,980円(5,480円)【4,980円】 |
※:楽天会員の場合は1年間()内の料金が適用。
※:楽天ダイヤモンド会員の場合は最大1年間【】内の料金が適用。会員ランクがダウンした月は適用外。
これを踏まえると、ドコモから楽天モバイルに乗り換えることで得するのは以下に該当する人たちだと言えます。
- 月々の携帯料金が6,980円以上(本体代金除く)
- 月々のデータ使用量が24GB以下
※ドコモでの月々のデータ使用量はこちらから確認できます。
さらに楽天モバイルのスーパーホーダイは「ギガを使い果たしても最大1Mbpsで通信できる(12:00~13:00、18:00~19:00は最大300kbps)」という他社にはない特徴もあります。他社の場合ギガを使い果たすと200Kbps以下に制限されることがほとんどですが、楽天モバイルの場合は制限中でも、他社のおよそ5倍の速度で利用できます。
1Mbpsがどれくらいの速度なのかは公式サイト上の動画が参考になると思います。契約前にどんなものなのか確認しておきましょう。
通話料はドコモも楽天モバイルも同じく30秒ごとに20円です。ドコモはオプションでかけ放題プランをつけることができます。楽天モバイルのスーパーホーダイは1回10分までのかけ放題特典が無料でついています。ただし、これはデフォルトの電話アプリではなく、「楽天でんわ」と呼ばれる専用のアプリを通じて電話をかけた場合に限られます。
うっかり通常の電話アプリを使うとかけ放題対象にならないのでお気をつけください。
会社 | かけ放題オプション料金 | かけ放題内容 | かけ放題対象※ |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 基本料金に含む | 1回につき10分間の通話料金が無料 | 「楽天でんわ」アプリから発信した場合のみ |
ドコモ | 基本料金+1,700円(税別) | 24時間いつでも通話料金が無料 | すべての通話が対象 |
※:ナビダイヤルや国際電話などはいずれの会社も対象外です。
- 楽天モバイル「スーパーホーダイ」の通信エリアはドコモと同じ
- ドコモで契約したスマートフォンでも、SIMロックの解除なしで乗り換え可能
- 楽天モバイルの料金は2,980円(2GB)、3,980円(6GB)、5,980円(14GB)、6,980円(24GB)のシンプルな4つのプランだけ
- ギガを使い果たしても1Mbpsで利用可能
- 1回につき10分以内の国内通話は無料(10分を超えると30秒ごとに10円)(専用アプリを使った通話のみ)
- 楽天スーパーポイント1ポイントを1円として携帯料金の支払いに使える
- 乗り換え手続きは全てネット上で完結
ドコモから楽天モバイルに乗り換える方法
それではドコモから楽天モバイルに乗り換える方法を紹介します。大まかな流れは以下の通り。
- 乗り換えの際にはまずドコモ側でMNP予約番号と有効期限を取得する
- 楽天モバイル契約時にMNP予約番号と有効期限などを記述する
- SIMカードが届いたらスマホに挿入して回線開通手続きを行う
- 全て完了すると楽天モバイルが開通してドコモが自動的に解約される
MNPで電話番号そのままに乗り換え可能!手順を解説
それではドコモから楽天モバイルに乗り換える方法を紹介していきます。まずここで言う乗り換えとはMNPのことであり、「MNP=電話番号をそのままに契約する携帯会社を変える」ことを言います。つまり、ドコモから楽天モバイルに移っても電話番号はそのままなのでご安心ください。
画像引用元:携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ(2020年2月25日取得)
まずはこちらのページを開き、ページ下部にある「手順1:「MNP予約番号」を取得する」をご覧ください。
すると3通りの手続き方法が紹介されているので、いずれかの方法をご利用ください。
手続きを進めると、「MNP予約番号」と「MNP予約番号の有効期限」が発行されます。それぞれを一旦メモっておきましょう。なお、MNP予約番号を発行しただけではドコモの解約にはなりません。
予約番号には有効期限があり、期限が過ぎれば自動的に番号は無効になります。また、発行しても無効になっても特に料金が請求されることはありません。
MNP予約番号と有効期限をメモったら、続いて楽天モバイルとの契約を進めます。
上記「お申し込みはこちら」を押し、遷移先ページの上部にある「お申し込み」ボタンから契約を進めていきます。
画像引用元:楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ(スマートフォン)/格安SIM(2020年2月21日取得)
「プラン選択」で「お申し込み回線」を「ドコモ回線」を選択します。「お申し込みタイプ」は「端末+SIMセット」と「SIMのみ」の2種類から選びます。お使いのスマホをそのまま引き継いで使ったり、別途スマホを購入する場合は「SIMのみ」を選びましょう。
楽天モバイルの契約とセットでスマホも購入する場合は「端末+SIMセット」を選びましょう。
スマホもセットで契約する場合は、電話帳などのデータ移行を自分でやらなくてはいけません。Android→AndroidやiPhone→iPhoneであればまだ比較的簡単ですが、Android→iPhoneやiPhone→Androidの場合は別途データ移行アプリが必要になったり、全てのデータが移行できるわけではなかったりします。
「SIMタイプ」は「通話SIM」を選び、あとは任意のものを選択しながら案内に従って入力していきます。
「お支払い情報」にたどり着いたら、「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の利用」を押して「他社からお乗り換え(MNP)」を選びます。そして「MNP対象電話番号」「MNP予約番号」「MNP予約番号の有効期限」を入力して申し込みを完了すると、数日で手元にSIMカードが届きます。
スマホにSIMカードを挿入して回線開通手続きを行います。そちらについては同梱されている案内資料をご参照ください。
回線開通が完了すると楽天モバイルの回線を使用して通信ができるようになり、この時点でドコモとの契約が自動的に解消されます。なお、この回線手続きは楽天モバイルに行ってもらうことも可能です。しかしこの場合、楽天モバイルのSIMカードが届くまでは携帯が使えなくなってしまうのでご注意ください。
MNPが完了すると、ドコモ側から手数料が発生します。
- ドコモからの請求
- MNP転出手数料:3,000円(税別)
- 契約解除料(2年縛り途中で解約する場合):9,500円(税別)
- 契約解除料(1年縛り途中で解約する場合):3,000円(税別)
- 楽天モバイルからの請求
- 新規契約事務手数料:無料
楽天モバイルに乗り換えよう!
以上の通り、ドコモから楽天モバイルに乗り換える方法は簡単ですし、料金もかなり安くなるので乗り換えをおすすめします。
冒頭でも紹介した通り、楽天モバイルは「ギガを使い切っても最大1Mbpsで通信できる」「楽天スーパーポイントでの支払いが可能(貯まる)」という独特な強みがあります。
これを考慮すると、ギガ数が少ないプランでもそんなに困らないので、プランSやプランMでも十分な人も多いでしょう。そして月々の金額が1,000〜2,000円程度であれば、楽天スーパーポイントを使って携帯代を支払うことも不可能ではありません。
ポイント払いで携帯代実質0円、なんてことも可能になります。今イチオシする格安SIM業者です。ぜひご検討ください。
よくある質問
乗り換えるタイミングはいつがベストですか?
月末までに楽天モバイルへの乗り換え手続きを済ませ、翌月頭に楽天モバイルを使い始めるのがベストです。
ドコモは日割り料金に対応していないので、いつ解約しても1ヶ月分の料金がかかります。ドコモの解約日はドコモ回線から楽天モバイル回線に切り替わった日となるので、月末までに楽天モバイルへの乗り換えを済ませると良いでしょう。
iPhoneでも楽天モバイルに乗り換えることは可能ですか?
もちろん可能です。
ちなみに楽天モバイルにはiPhoneの取り扱いがありません。そのため、楽天モバイルでSIMとiPhoneをセットで購入することはできないのでご注意ください。
楽天モバイルに乗り換えると速度は遅くなりますか?
一般論では遅くなります。格安SIMはドコモやauなどのキャリアから、通信設備を借りて契約者に提供しています。そのため、キャリアと比較すると格安SIMは通信速度が遅くなってしまいます。
特に12-13時や18-19時など、通信利用者が増える時間帯はキャリアと比較してもはっきり遅くなることもあるため注意が必要です。通信速度にこだわるのなら、楽天モバイルではなくUQモバイルもおすすめします。こちらはauと同じKDDIグループに所属している格安SIM会社で、通信速度には定評があります。